ベアテ・シロタ・ゴードン展&名古屋市市政資料館見学

名古屋市市政資料館 訪問 & ベアテ・シロタ・ゴードン展

名古屋市東区にある市政資料館は、大正11年に名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所として建てられました。
その後60年近く、中部地方の司法の中心として、歴史を積み重ねてきました。

 


現在は国の重要文化財として、その美しい景観を保存・公開しています。
資料館としてだけでなく、会議や集会のスペースを設け、市民の憩いの場となっています。

 

 

放送中の、連続テレビ小説「虎に翼」のロケ地でもあり、画面でみた大階段に、皆で大興奮!

大理石に囲まれた荘厳な雰囲気が漂う設えではありましたが、笑顔で記念写真!

 

館内は、多くの部屋や設備があり、見ごたえのあるたくさんの展示物に、感心したり、懐かしがったり…

 

「虎に翼」の紹介コーナーもありました。
このドラマ、「男女共同参画社会の実現」を目指す私たちとしては、とても共感する部分も多く、ファンはたくさん❣

 

 

村瀬県会議員や江南市の職員さんも同行してくださり、楽しくためになる、充実した見学会でした。

道路を挟んで向かいにある
ウィルあいち(愛知県女性総合センター)」では、あいち国際交流はなのき会による「ベアテ・シロタ・ゴードン展」が開催され、日本国憲法の草案に
「両性の平等」の条項を記した彼女の足跡をパネルにして展示しています。 *展示は7/31(水)まで

 

セミナールームでは、
愛知県の女性の活躍促進監の加藤尚巳さんによる講演「男女平等の未来について」が行われました。

国や県内の男女平等の実態や、男女平等が進んでいった世界はどうなるのかといったお話を、私たちも皆聴かせていただきました。

 

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愛知県男女共同参画人材育成セミナー報告会

愛知県男女共同参画人材育成セミナー報告会

政策や方針決定の場への女性の登用を推進するため、
女性人材を育成することを目的に毎年行われている
「愛知県男女共同参画人材育成セミナー」
(公益財団法人あいち男女共同参画財団実施)

県内各市町から推薦された女性が集まり、10か月かけて学びます。
セミナーの最後には、グループごとに決めたテーマについて、
調査研究し、レポート作成、発表を行います。

 

江南市女性連絡協議会の中にも、このセミナーに参加しているメンバーがいます。

深い学びの成果を、会員に共有する機会をと
昨年度の受講者の報告会を行いました。

「刑法改正はいかに進んできたか~女性に対する性暴力と人権~」

性犯罪に関わる刑法が110年ぶりに改正されましたが、関心のない人にとっては、気づいたら「いつの間にか性犯罪刑法の改正が行われ」「ある日突然#Me Too がやってきた」ように見えるかもしれません。

しかし、そこに至るまでには、たくさんの勇気ある人が声を上げ、バトンをつないできたのです。
セクハラや性的暴行被害を告白・共有する「#Me Too 運動」や、
性暴力事件の無罪判決をきっかけに抗議のために発した「フラワーデモ」についても、知ることが出来ました。

これまで被害者は話せないのではなく、社会に聞く風土がなかったのだという言葉に、納得しました。
「なかったことにされない」ように声を挙げ続けることが、必要なんですね。

レポートの中では、海外の事例にも触れられ、これまでの女性の人権の歴史を振り返り、いかに日本の法律や人々の関心が甘かったのかを知る機会となりました。

今回の刑法改正では、
手段、行為、被害の対象などの規定の範囲が広がりました。
より被害者に寄り添ったものになるよう、さらに議論を重ねてほしいと思います。

また、子どもに対する性教育が現状にマッチしていない、という点も日本の課題ですね。

 

 

今年度も、会のメンバーがセミナーに参加しています。
参加者自身の学び、会の成長のための機会となるとともに、
他市町とのつながりができるよいきっかけとなっています。

 

ベアテ・シロタ・ゴードン展 

ベアテ・シロタ・ゴードン展
~男女平等の思いを込めて~
主催:あいち国際交流はなのき会 

あいち国際交流はなのき会主催のこちらの企画に参画します。
皆様ぜひお出かけください。

 

展示:「ベアテ・シロタ・ゴードン展」
日時:7月9日(火)~7月31日(水)
場所:ウィルあいち(愛知県女性総合センター)
1階 情報ライブラリー

 

講演:「男女共同参画社会の実現に向けて」
講師:愛知県男女共同参画推進課 女性の活躍促進監 加藤 尚巳 氏
会場:1階 セミナールーム1.2
参加料:500円
問合せ先:90-2923-1561(高田)

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